1948-11-18 第3回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第15号
○河井委員 ですけれども昭電に対する監督は直接あなたの方が責任があるわけです。復金は債権はもつておりましたけれども、昭電に対する監督権はないわけですから、監督するのは持株会社整理委員会が監督する。そのあなたの方がそういう重大に人事について直接お尋ねにならないというのはどうですか、復金で推薦するという順序はとりましても、あなたの方でこれはあなたの方の仕事なんですから、なぜ直接にお尋ねにならなかつたのですか
○河井委員 ですけれども昭電に対する監督は直接あなたの方が責任があるわけです。復金は債権はもつておりましたけれども、昭電に対する監督権はないわけですから、監督するのは持株会社整理委員会が監督する。そのあなたの方がそういう重大に人事について直接お尋ねにならないというのはどうですか、復金で推薦するという順序はとりましても、あなたの方でこれはあなたの方の仕事なんですから、なぜ直接にお尋ねにならなかつたのですか
○河井委員 これは非常に重大なことだと思いますが、單に復金からの推薦だけによらずに、持株会社整理委員会として直接念のためにお尋ねになるのがほんとうだと思いますが、それはどうですか。お尋ねになるほど必要がないとはつきりしておつたのですか。
○河井委員 持株会社整理委員会としては、その管理しておる昭電の社長をとりかえるということは非常に重大なことですが、日野原氏を推薦されるのに栗栖氏が持つて來たことだけによつてあなたの方で、笹山委員長なりあなたなりが直接司令部に行かれてヘンダーソンさんにその点を確かめられたようなことはないのですか。
○河井委員 東洋曹達というのがありますね。山口縣に、これの社長は前に岩瀬徳三郎氏だつたのですが、貞永敬甫という人ですね、この人はやはり興銀の重役だつたですね。
○河井委員 笹山さんにお尋ねしたい。この持株会社整理委員会というのは、大体財閥の持つておる有價証券その他の財産を讓渡を受けたり、またそれの管理処分をするという建前になつておりまして、財産によつての企業の独占を排除するというのが主たる目的のようでありまして、人事に干渉するようなことは第一條にはないうように思うのでありますが、これはどうなんですか。
○河井委員長代理 それでは御苦労ですが明後日もう一遍おいでを願いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 午後八時二十五分散会
○河井委員長代理 ただいまの足立さんの動議の通り、明後日森さんにもう一遍来てもらうことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○河井委員 それは三十万円ですか。
○河井委員 ちよつと簡單に伺いますが、先ほど梶川委員から尋ねられたことをもう一度明確にしておきたい。二十一年十二月中に帝國銀行から振出された九十万円の小切手で鉱業会に金を貸されたわけですね。
○河井委員 去年の十二月、何日です。
○河井委員 いつです。
○河井委員長代理 梅村さんですね。
○河井委員長代理 いつごろからいつごろまでしておられましたか。
○河井委員 ある縣によつてはその翌年一年くらい遅れておるところもあるようですが、そういうふうに一年も遅れることはあり得るわけですか。
○河井委員 今のことに関連して、中央においてあなたがおつしやつたように調査部ができて、それが引受けることになつて、九月前後でしようが、それらが地方においてはいつごろ行われたですか。やはりこの二十年に行われておるですか。それともずつと引渡し、返還というのが遅れましたか。
○河井委員 証人は特殊物件処理委員会については御存じなのですか。そうして兵器処理委員会というのは、特殊物件処理委員会のうちにあるのですか。その関係はどうですか。
○河井委員 もう一点、この土建業者の献金として飯田精太郎氏を通じまして、地崎宇三氏からの献金以外に、何らかの名義で党あるいはあなた個人に対しても、菅原通済氏からの献金の事実はありませんか。
○河井委員 それからもう一点、竹中藤右衞門氏が主体になつて、土建業者が政党に献金するについて竹葉に集まつたとき、菅原通済氏も來られたそうですが、はかの者はみな賛成しておつたのに、菅原氏一人反対しておられたそうです。これはどういう理由か、われわれはちよつと判断に苦しむのです。あるいはまたこじつけて考えますと、自分は民主党の総裁となるべき有力な芦田氏を特に知つておるのだから、ほかの土建業者と一緒に献金しなくてもいいというような
○河井委員 一、二点証人にお尋ねをいたしますが、地崎氏が百五十万円のほかに自分の金を加えて二百万円ばかり寄附をした。献金したと言つておるのでありますが、世間ではその二、三人の中に菅原通済氏があるのではないかというようなうわさがあるのであります。芦田さんは菅原氏と御昵懇の間柄だそうですが、そういうことについて何かお聞及びはありませんか。
○河井委員 私は社会党を代表いたしまして本案の成立に賛成いたすのでありますが、この際二、三の要望を強く主張しておきたいと思うのであります。元來復金は、荒廃した日本の産業を再建するために、普通銀行でやることのできない莫大な資本を投資して、新しい設備なり、あるいは復旧設備費に主たる目的が置かれてあつたのでありますが、今日の復金の状態は、單にそういう復金本來の目的を逸脱して、赤字金融もやる、あるいはまた一般産業
○河井委員 ちよつとお尋ねしたいのですが、このスキヤツプの覚書で、旧海軍工廠の施設を使用して、スキヤツプの覚書による目的の仕事をすることのために会社はできたのですが、その時に、工廠の設備などの使用について、建物とかあるいは土地はもちろんでありますが、殊に残存しておる資材などについても、使用していいというようなことになつておつたのでしようか。
○河井委員 実際問題としてはどうですか。ただいまのお話では政務調査会の事務員の手当くらいは出したというふうに言われておりますけれども、事務員の手当だけで金のたくさん要る政務調査会が賄えるはずはないと思いますが、そういう点はどうなつておりましたか。
○河井委員 政調会のことについて二、三継続してお尋ねしたい。証人はただいま社会党の会計から独立会計になつているものは社会新聞、代議士会、政調会、それから疑問はあるけれども青年部は独立会計を主張したというふうに言われました。そうすると政務調査会は社会党からは独立会計になつて、おつたのですか。
○河井(榮)委員 ただいま高橋委員の御説明では各委員は証人に対して証言を求める権利があると申されましたが、それはありません。第二條で、委員長の名においてやることができるのであります。証人は委員会において決議されたならば証言すると言つておるのであります。でありますから委員会及び委員長の名においてわれわれは質問することができる。各個に証人を追究することはできません。それは法律第二條に明記されております。
○河井(榮)委員 ただいまの証人が言われたことで十分だと思うのです。というのは、この間の五月二十六日の理事会、委員会におきましては、届出にはたして竹中藤右衞門氏の集めた金が記載されてあるかどうかということを主として調べるということであつたのです。ところが自由党の方ではそれが出ておるからそれでは当時の自由党の書記長の六野伴睦氏は喚ぶ必要はないというので、大野伴睦氏は喚ばないことになつた。でありますからそのことによりましても
○河井委員 それだけですか。
○河井委員 詳細に委員長からお尋ねがありまして、証人からきわめて詳しく御答弁がありましたので、私は簡單に西村榮一君との関係につきまして、証人にお尋ねいたしたい。昭和十八年ごろに三惠冶金鉱業の中村勝眞という人から二十一万円の金を出資されたとか、あるいは借りたというふうに言われましたが、この中村勝眞と亀井さんとは從來お知り合いでありましたか。またその当時お会いになりましたでしようか。
○河井榮藏君 そうです。
○河井榮藏君 今までも二十五万円を超えることを得ずとなつておつたのですが、不当財産取引調査特別委員会は非常に複雜であつて、中に兵器処理委員会等の特別小委員会をこしらえておりますので、どうしてもこれではやつていけないから、月に五十万円を超えてはならないということでお願いしたいのであります。
○河井榮藏君 ただいまの不当財産取引調査特別委員会の提案につきまして、武藤委員長がちようど今理事会をやつておりまして差支えますから、私が出席いたしました。よろしくお願いいたします。
○河井委員 それからあなたが東京檢察廳でお述べになつたことにあるのでありますが、辻さんは選挙の際には自分の氣に入つた者には金を出してやるというふうに言われておりましたが、そうですか。
○河井委員 それから自由党創立の際に幹事長をおやりになつておりました河野一郎氏は、辻嘉六氏ときわめて御昵懇な間柄のように河野氏も言われましたが、自由党創立の際に河野氏と辻氏との間に金銭的な——辻氏が河野氏を援助されたというようなことをお知りになりませんか。
○河井委員 鳩山さんにお伺いしたいのですが、鳩山さんは今委員長のお尋ねに対して、辻嘉六氏から直接に金銭的助力を受けたことがないと言われましたが、しかしまたお言葉の中に自分の知らない間に辻嘉六氏があと始末をしておいてくれたようなこともあると言われました。そうすると間接的には辻嘉六氏は鳩山さんを金銭的に援助しておつた事実があるのでありますか。